大下書・田屋の考察では、工藤祐董『八戸藩の歴史』(1999年、八戸市)78〜83頁、田屋については、森嘉兵衛『九戸地方史』 上巻(1969年、九戸地方史刊行会)417〜418頁があり、示唆に富む内容である。特に森氏の論説は初めて田屋制度を分析したもので、高く評価されるものである。なお大下書の読みは、訓読みが多いので「おおしたがき」と思われるが、研究者は通称「おおげしょ」と読んでいる。また田屋は字句通り「たや」と読む。

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